コワーキングスペースのドロップインとは?利用方法を解説
ドロップインとは、コワーキングスペースの利用形態のひとつです。現在、働き方の多様化に伴ってコワーキングスペースの数は急増していますが、名古屋市にも興味がある方は多いのではないでしょうか。 ここでは、名古屋市でコワーキングスペースに興味がある方に向けて、ドロップインの概要と具体的な利用方法などについてご紹介していきます。
ドロップインとはどのような利用形態なのか
コワーキングスペースの利用形態には、大きく定額制とドロップインの2種類があります。 定額制とは、毎月一定の料金を支払う形態のことです。月額制の中にも様々なプランが提供されており、例えば何時でも使えるフルタイムプランや、平日のデイタイムだけ、ナイトタイムだけ利用可能なプラン、週末だけのプランといった種類があります。そのため、利用する頻度や時間帯などに応じて好みのプランを選択することが可能ですが、提供されているプランはコワーキングスペースによって異なるため注意が必要です。
一方のドロップインとは、「ちょっと立ち寄る」という意味で、利用したいときにその都度料金を支払う形態のことを指します。基本的には、1日単位での料金が定められていることが多いものの、時間単位での料金を設定しているケースもあり、時間単位の場合は数百円程度で利用できます。また、1日フルタイムで使用する場合でも1,000~2,000円ほどしかかかりませんし、多くの場合フリードリンクが付いているので、長時間作業する場合はカフェなどよりも安い価格で利用することが可能です。
このように、ドロップインは柔軟な料金システムになっているという特徴があるため、初めての方や利用頻度がそれほど高くない方にとって最適な利用形態と言えるでしょう。ただし、コワーキングスペースによっては、月額制しか実施していないこともあるので、あらかじめ確認しておくことが大切です。
ドロップインのメリット・デメリット
ドロップインでコワーキングスペースを利用するメリットは、誰でも気軽に使えることです。月額製の場合、契約するには事前審査が必要となるケースが多いものの、ドロップインの場合は利用者登録さえすれば事前審査なしで利用できます。また、事前予約をする必要もなく、月額制のように平日限定、週末限定といった制限もないため、思い立ったときに何時でも使用することができます。 そのため、コワーキングスペースを使ったことがない方がお試しで使ってみるのに最適な利用形態と言えるでしょう。加えて、高頻度で利用しない方にとっては、月額制よりもコストを抑えることができます。
一方で、頻繁に利用する場合、月額制よりも多くの費用がかかるというデメリットがあります。ドロップインは、あくまで一時的な利用を前提としているため、高頻度で使うのであれば月額制への移行を検討しましょう。 また、事前予約ができないことが多く、満席の場合は利用を断られてしまうのもデメリットのひとつです。そのため、名古屋市内でも人気のコワーキングスペースを利用する場合は、利用者がそれほど集まらない時間帯や曜日を把握しておくと良いでしょう。
さらに、コワーキングスペースによっては法人登記や住所利用に対応していることもありますが、それらは基本的に月額制の会員向けのサービスとなっています。したがって、法人登記や住所利用をしたい場合は月額制へ移行する必要があります。
ドロップインの利用方法について
ここまで、ドロップインの概要とメリット・デメリットについてご紹介してきましたが、最後に具体的な利用方法について確認していきましょう。
まず、受付に行き、ドロップインを利用したい旨を伝えて下さい。すると、受付の方から初回利用なのかを尋ねられるので、初めての利用であることを伝えます。ほとんどのコワーキングスペースでは会員登録が必要となりますが、スタッフの方の指示に従って氏名やメールアドレス、携帯電話番号などを登録していくだけなので、それほど時間はかかりません。また、初めて利用する場合は、スタッフの方が利用可能なスペースやフリードリンク、フリーWi-Fiなどの説明をしてくれます。これで受付は完了し、名札を受け取ったら後は自身の好きなスペースを見つけて、作業に取りかかって下さい。
なお、名古屋市内にあるコワーキングスペースの多くは途中退席が可能となっているため、昼食などを外に食べに行き、再び戻って作業をすることもできます。ただし、途中退席する際は、受付で受け取った名札を持っていくのを忘れないようにしましょう。 そして、その日の作業が終わったら、受付に利用が終了した旨を伝えて、名札を返却して下さい。後は、利用した時間に応じた料金の支払いを済ませるだけです。
以上がドロップインの利用方法となりますが、コワーキングスペースによっては1日単位の料金しか設定していない場合や、前払いシステムとなっている場合もあるので、料金システムについては事前に確認しておくことが大切です。
ドロップインは、月額制とは異なり事前審査が不要で、会員登録さえすれば誰でも利用することが可能です。数時間の作業であれば数百円から利用できるため、カフェなどで作業するよりも費用を抑えることができますが、コワーキングスペースによっては月額制しか採用していないこともあるので注意が必要です。また、1日単位の料金しか設定されていないケースもあるので、料金システムについては事前に確認しておきましょう。